近畿地方、梅雨入りと同時に台風。
いきなり、大荒れするようです。
私の実家と姉夫婦の家は、家庭菜園してるので心配です。
と言うことで、アイボパパです。
早速ですが、昨日発見したニュースで感じたこと。
「京都市の幼稚園で72人が食中毒 昼食に玉子サンド」。
これを見て、
この時期が・・・・来てしまったか。
7月~9月と言えば、一般的な食中毒の最盛期。
今回のニュースで問題を起こした菌は、黄色ブドウ球菌。
index
黄色ブドウ球菌
- スタフィロキサチンと言う黄色の色素を産出すので、コロニーが黄金色。
- 球菌と言うくらいなので球状で、ブドウの房のような形をしています。
- 健康なヒトの皮膚、粘膜、腸管内にいる常在菌。
- VRSA(バンコマイシン耐性腸球菌)薬物耐性があり、驚異です。
- 病原性は、エンテロトキシン、コアグラーゼ、クランピング因子、莢膜など
- 感染すると、膿瘍、感染症、肺炎、菌血症、など
- 剥脱性毒素→剥脱性皮膚炎など
- 続発症→感染性心内膜炎など
- エンテロトキシンを産出→耐熱性腸管毒
最後に書いた、エンテロトキシンを産出→耐熱性腸管毒が食中毒を引き起こします。
ここで問題となるのが、耐熱性なので食物を加熱しても防げないということ。
ヒトの皮膚(傷の化膿巣)に棲息している菌なので、「手づくり食品」には特に注意です。
特におにぎり・サンドイッチ・ケーキなどの素手で作るもの。
対策は、料理する前に手を綺麗に洗う。
できれば、除菌する。
せっかく作った料理、安心して食べたい。もしくは食べてもらいたいですよね。
今まで書いたのが、一般的な食中毒。
食中毒の分類
ここから、少し掘り下げていきたいと思います。
グラフにある食中毒の分類は、
- 細菌性食中毒:※1
- ウイルス性食中毒:※2
- 化学物質:洗剤、漂白剤、ヒ素、PCBなど
- 植物性自然毒:カビ毒(マイコトキシン)、キノコ、ジャガイモの芽など
- 動物性自然毒:フグ毒、毒化した貝類
※1 細菌性食中毒
- サルモネラ属菌:生卵、オムレツ、牛肉のたたき、レバ刺し
- エルシニア・エンテロコリティカ
- 腸炎ビブリオ:夏発生しやすい (魚介類)さしみ、すし
- その他の病原大腸菌
- 赤痢菌
- チフス菌:
- 黄色ブドウ球菌:おにぎり、お弁当、巻きずし、調理パン
※2 ウイルス性食中毒
- アストロウイルス
- E型肝炎ウイルス:十分に火が通っていないブタの肉やレバー
私の主観で、特に注意が必要そうな部分は太字で印字しています。
患者数・まとめ
食中毒と診断された人のうち、約4割は細菌、約5割はウイルスとなっています。
厚生労働省の統計によると、平成30年の1年間で、食中毒は1,330件(患者:17,282人、死者:3人)報告されています。
※保健所に届けられた患者数のみ
毎年、死者が出る食中毒。
怖いですよね。
これから迎える夏は食中毒に注意して過ごしましょう!
参考・引用先:厚生労働省ホームページ
今回もご覧くださり、ありがとうございました。
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