雨燦燦と~♪
この身に落ちて。
今日の大阪は雨。
台風も接近してるみたいです。
備えは早めにと言うわけで、アイボパパです。
今日のテーマを説明する前に、
こんな疑問を持ったことはありませんか?
- 排便時、尿も一緒に出るのはなぜ?
- 便が尿より先に先に出るのはなぜ?
- 夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?
これらの疑問を解き明かしたいと思います。
排泄物
動物が生きるためには、エネルギー源である水や食物を補給しなくてはいけない。
摂取したものから必要なものを取り除き、要らないものを排出する。
また、動物の体内活動の際にできた不要な物質は老廃物として、排出する。
主な排出器官は、皮膚、腎臓、肝臓、大腸、唾液腺など
- 皮膚:発汗によって水分、塩類などを排出
- 肺:呼気によって炭酸ガス、水分などを排出→揮発性の酸を排出
- 肝臓:胆汁によって胆汁色素、胆汁酸塩などを排出
- 大腸:排出によって水分、鉄、カルシウムなどを排出
- 唾液腺:唾液によって水銀、鉛、ヨウ素などを排出
そこで2大排泄物である「便」と「尿」の役割と排泄の仕組みについて見てみましょう。
尿
人の体内の環境は、一定に保たれるようにできていて、ホメオスタシス(恒常性)と言われます。
つまり人が生きていくためにはホメオスタシスが必要で、摂取、排出を繰り返しています。
これらの調整をする大きな役割が尿の生成であり、健康な大人が1日に排出する尿は1.2~1.5リットル、
膀胱は尿をためる袋の役割で、大人では最大で300~400ccの尿を貯めることができると言われています。
つまり数回の排尿が必要になります。
排尿できる状態になると、
大脳の指令が脊髄の神経を通って膀胱に伝わって縮まり、同時に尿道が開いて、排尿する仕組みになってます。
便
便も身体にとって不必要なものを、身体の外に排出しています。
口から食べたり飲んだりしたものが身体に吸収され、残りの不要物や腸から剥がれ落ちた細胞、腸の中の細菌や色素などを含んでいます。
大腸に到達するまでは液状で、大腸で水分を搾り取り、ある程度の硬さのある便になります。
大腸の炎症などで水分が充分に絞られないと、「下痢」になり、
大腸での通過が遅くて、水分が取られすぎると、「硬便」となって「便秘」の原因になったりします。
大腸を通った便が最終的に直腸にたまると、大脳に伝達されます。
便をしてもよい状態になると腸の蠕動が大きくなり直腸内圧が上昇し、
肛門を緩めると排便がおこる仕組みになっています。
※腹筋は便を押し出す作用があります。
自律神経
尿意と排便を理解するには、もう一点重要なことを理解しなければいけません。
それが自律神経です。
自律神経は呼吸、循環、消化、排出、内分泌、生殖などの「生きていくのに必要な」機能を制御しています。
先ほどもでてきた、ホメオスタシスの維持に大きな役割を担っています。
この神経は、二重支配、拮抗支配、緊張性支配と言う特徴があり、
- 二重支配:内臓臓器は必ず交感神経、副交感神経の両方の支配を受けています(汗腺・立毛筋・血管の大部分・脾臓・副腎髄質は交感神経のみ)
- 拮抗支配:交感神経は副交感神経を真逆の作用をしています(唾液腺は特別で常に促進しています。正常が変わる。)
- 拮抗性支配:自律神経は常時自発的に活動しています(必ずどちらかの支配を受けてる)
自律神経の作用は大きく2つの神経の分かれます。
交感神経
- 闘争のイメージを行う神経でヤル気に大きく関わります
- 眼を開く:瞳孔散瞳 毛様体筋弛緩
- 心臓強める:心拍数増大 収縮力増大
- 血管:一般的には収縮し、骨格筋は拡張
- 気管支広める:気管の筋肉を弛緩し、空気を取り入れやすく
- 消化管運動:抑制
- 消化分泌液:抑制
- 膀胱緩める:弛緩(一杯、尿を貯めれる)
副交感神経
- リラックスや落ち着いた時のイメージ
- 眼:瞳孔縮瞳 毛様体筋収縮
- 心臓弱める:心拍数減少 収縮力減少
- 血管:(生殖器 頭部血管)拡張
- 気管支:気管の筋肉を収縮 機関が細くなる=ユックリ吸っても必要量が確保される。
- 消化管運動:促進
- 消化液分泌:促進
- 膀胱:収縮=尿が貯めれない=尿意をもよおす
長くなりましたが以上をふまえて、冒頭で書いた疑問を解き明かしていきましょう!
排便時、尿も一緒に出るのはなぜ?
便をしにトイレに行ったのに、オシッコも同時に出た。
そんな経験ある人、多いと思います。
理由は:直腸における排便機能を調節する神経と、膀胱の排尿機能を調節する神経とは、互いに繋がっているから。
夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?
副交感神経が優位になるため。
夜間、睡眠中は膀胱が弛緩し、内腔が拡張しやすく、内圧の上昇が緩やかであるため。
まとめ
いかがでしたか?
すべてがホメオスタシスを維持するために、無意識に行われています。
自律神経はホメオスタシス維持のため、常にどちらかの信号を送り続けています。
心臓・血管なども支配しているので、血圧にも大きく作用しています。
尿意は膀胱の貯まった刺激、便意は直腸内圧の刺激を脳が感知して行われて、
仙髄から出る陰部神経の支配をうけると、外肛門括約筋の随意的弛緩が起き、
同時に外尿道括約筋の収縮が起こり、排尿作用を生じさせます。
排便と尿意は神秘的な相互関係にあるわけなんです。
今回もご覧くださり、ありがとうございました。
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