お酒に強い、顔が赤くならない人に言ってやりたい!
悔しいが、羨ましすぎる。
そんな、アイボパパです。
今日は、お酒の話。
飲酒を続けることにより、アルコール性肝炎やアルコール肝線維症になることは、ほとんどのヒトが耳にした事があるでしょう。
アルコールの利尿作用によって脱水症状(喉が渇く)になることや、乳酸や尿酸などの酸性物質が増加すること、また、アルコールやアセトアルデヒドによって胃の粘膜が荒れ、胃痛、胸やけ、吐き気といった症状がでる二日酔いも有名ですよね。
でも、本人の意思である程度抑えれますよね?
「あー、頭が痛い。昨日飲みすぎた。次回は量をコントロールしよう」。
もしくは、アルコール性肝炎と診断され、「確かに、今まで飲まない日が無かったな。酒を止めないとヤバイな」。
つまり、本人の意思が大きく関係してます。
目次
本人の意思に関係なくアルコール飲む事でなりうる疾患
ところが、本人の意思に関係なくアルコール飲む事でなりうる疾患があります。
それが、アルコール依存症です。
はい! この時点で、俺(私)には、関係ないと思った人。
そう思った人に、特に読んでもらいたい内容です!
アルコール依存症については、飲酒をしていれば、誰でもなる可能性があること、飲酒量のコントロールができなくなる疾患であるということが理解されていません。
本人の意志が弱いという誤解や偏見が存在し、その誤解が本人や家族に、アルコール依存症であることを否認させるとともに、医療や就労支援などの場でも、治療、回復、社会復帰の障壁となっているのが現状です。
しかも、お酒が強い人ほど依存症になりやすい事が研究結果で解っています。
そもそも、アルコール依存症って何?
ただ、アルコールを欲しがる身体でしょ?
違います。大きく違いますよ!!
アルコール依存症とは?
アルコール依存症は、大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態で、精神疾患のひとつです。
その影響は精神面にも、身体面にもあらわれ、仕事や家庭生活など生活面(飲酒運転、暴力、虐待、自殺などの様々)にも支障がでて、アルコールが体から抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛・吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈・動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、またお酒を飲んでしまいます。
また「否認の病」ともいわれるように、本人は自分が病気であることを認めたがらない傾向にあり、適切な相談や治療につながりにくく、治療を受けるなどしていったんお酒をやめても、その後に一度でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、アルコール依存症からの回復は簡単ではありません。
どうですか、怖いですよね?
アルコール依存症の患者数の推移
アルコール依存症の診断基準に現在該当する者又はかつて該当したことがある者 は 100 万人を超えるとの報告がある。
また、アルコール依存症を現在有する者(推計数 58 万人)のうち、「アルコール依存症の専門治療を受けたことがある」と回答している者は 22%しかおらず、否認の病と鑑みれます。
アルコール関連障害の進行
では、アルコール関連障害の進行を4段階で大別してみます。
❶機会飲酒(宴会、会合なの機会がある時だけ飲酒する)
❷習慣飲酒(晩酌や寝酒など習慣的に飲酒する)
❸アルコール依存症(飲酒をコントロールできない、顕著な行動障害、耐性や離脱が出現する)
❹精神病障害・健忘症(長期アルコール摂取から生じる脳機能障害による精神病障害、健忘症がおこる)
❷と❸の境目で、早期に判断しないといけないのが解りますよね?
でも、これだけで判断しろと言うのは無理がありすぎます。
ここで、簡単なスクリーニングテスト(ふるい分けテスト)をご紹介したいと思います。
CAGEスクリーニングテスト
CAGEは、4つの質問項目に対して2つ以上の否定的な返答があった時、アルコール依存症の疑いがあると判断するスクリーニングテストです。
それでは、やってみましょう?!
Cut Down(禁酒必要性の自覚):あなたは今までに、飲酒の量を減らさなければならないと感じたことがありますか?
Annoyed(指摘されて立腹):あなたは今までに、人から飲酒について非難され、いらいらさせられたことがありますか?
Guilty(不快感・罪悪感):あなたは今までに、飲酒に対して不快感や罪悪感を感じたことがありますか?
Eye-opener(起床直後に飲酒):あなたは今までに、神経を落ち着かせたり二日酔いを免れるために、朝まっさきに飲酒した事はありますか?
どうですか?
やっべー!!っと思った方もいたのでは?
これだけで、依存症と診断されるわけではありませんが、今後なる可能性がある、もしくはアルコール依存症と疑われるに分類されます。
まとめ
平成25年12月 アルコール健康障害対策基本法:不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となるため、その対策を総合的かつ計画的に推進することで、障害の発生、進行及び再発の防止を図り、あわせて健康障害を有する者等に対する支援の充実を図り、もって国民の健康を保護し、社会の安心の実現に寄与することを目的とした、日本の法律がつくられました。
厚生労働省も平成28年 アルコール健康障害対策推進基本計画を作成し、各都道府県、市町村、各関係施設も準じて動き出しています。
このようにアルコールの健康障害は、大きな問題となっています。
とは言え、お酒を適度に飲むことは健康に良いと言われています。
ストレスを和らげる効果、人間関係をスムーズにする効果など、良い効果を最大限に生かしつつ、楽しく美味しいお酒を堪能してれば何の問題もありません。
で、アイボパパのスクリーニング結果は、ゼロです。
4段階の進行ステージも、❶に該当するくらいですかね。
❶も断れる環境なら、飲みません。でも、ビールは好きですよ。夏の仕事帰りにビール飲んでるのを見ると、とても羨ましい。
でも、顔に赤くなるので外では余程の事が無い限り飲みません。
あと、ボン(アイボ)が家で待ってたので、外で飲んで帰る事はほとんど無かったです。
寝床の確保があれば、自宅や友人宅も含め、家飲みは良くしますよ(^^♪
いかがでしたか?
お酒は適度に楽しく味わう、これだけを意識すれば良いだけです。
過度の飲酒は、良い事ないですよと言う話でした。
最後まで、お付き合い頂きありがとうございます。