運転免許証とキャッシュカード、復活!
クレジットカードも復活し、徐々に元の状態に戻ってきました。
財布の紛失、当たり前ですが損しかないです。
ってなわけで、アイボパパです。
今日は、犬の歯に関して書きたいと思います。
簡単に、歯の構造を確認したいと思います。(ヒトと全く同じ構造です)
歯冠部になる部分は、口の中で見えている部分です。
その歯冠部は、外側からエナメル質、象牙質、歯髄の三層構造になっています。
エナメル質:人体(犬体)で最も硬い硬組織。
象牙質:歯の主要成分で歯冠部、歯根部の両方にあり、骨より硬い硬組織です。
歯髄:歯髄は血管、神経が通り知覚を司ります。
歯根部は、口を開けても見えない歯肉(骨)に埋まっている部分です。
今度は内側から、歯髄、象牙質、セメント質の三層構造になっています。
歯髄と象牙質は、歯冠部と同じなので省略します。
セメント:歯根部象牙質外表を覆う硬組織で、骨と歯を強固に連結する繊維を繋ぎとめています。
ヒトの歯の数です。参考までに!
前歯 |
犬歯 |
小臼歯 |
大臼歯 |
合計 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
上 |
左 |
2 |
1 |
2 |
2(3) |
7(8) |
14(16)本 |
右 |
2 |
1 |
2 |
2(3) |
7(8) |
||
下 |
左 |
2 |
1 |
2 |
2(3) |
7(8) |
14(16)本 |
右 |
2 |
1 |
2 |
2(3) |
7(8) |
||
合計 |
8本 |
4本 |
8本 |
8(12)本 |
28(32)本 |
先程も書きましたが、構造はヒトと同じですが、形が大きく異なります。
ヒトの歯の、奥歯を想像してみてください。
ヒトの奥歯(臼歯)のイメージ図です。ちなみに写真の文字が書いてる側が舌側で、文字の無い方が頬側です。
写真のように、奥歯は少し山型と谷型にはなってるものの、平らな面どおしが重なっています。
この形状である意味は、食物を摩砕する作用に適していて、ヒトは奥歯で食物を磨り潰すために何度も咀嚼します。
ここから、イヌの歯を見てみましょう。
まず、歯の分類:前歯、犬歯、(前臼歯、裂肉歯、後臼歯)となるようです。
ヒトの歯の分類:前歯、犬歯、小臼歯、大臼歯なので、何となく似てますよね。
では、犬の歯を想像してみてください。
ヒトで言う奥歯(臼歯)の形をした歯は、ありませんよね?
イヌの歯は裂肉歯と呼ばれる歯が、飲み込めるように切断する役割をする歯で、メインの働きをしています。
前臼歯、後臼歯はヒトと同じような、食物をすりつぶす作用がありますが、人の歯のような形ではなく、咀嚼はほとんどしません。
イヌに餌をあげると、噛まずに飲んでるわ!って思う事多いですよね?
イヌは飲み込める大きさに切断してるだけなんです。咀嚼して磨り潰す事はしないと解れば納得しませんか?
このように歯の形状が変わるので、歯の清掃方法が異なってきます。
イヌの歯の本数です。参考までに!(多少個体差あり)
前歯 |
犬歯 |
前臼歯 |
後臼歯 |
合計 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
上 |
左 |
3 |
1 |
4 |
2 |
10 |
20本 |
右 |
3 |
1 |
4 |
2 |
10 |
||
下 |
左 |
3 |
1 |
4 |
2 |
11 |
22本 |
右 |
3 |
1 |
4 |
2 |
11 |
||
合計 |
12本 |
4本 |
16本 |
10本 |
42本 |
今回は、ここで一旦終わります。
次回は、犬の歯の形状を理解したうえで、ヒトのブラッシング方法との相違点を書きたいと思います。(絶対してはいけない方法も、お伝えします。)
最後まで、お付き合い頂きありがとうございます。