これまでお伝えしてきた病気は、どれも完治させる事は難しい慢性疾患なので長く付き合う事が大切になってくる訳で。。。
長く付き合う事が、ボンの寿命となるわけです。
悲しい現実。
でも、生きている限りは楽しみも喜びもあるわけで、悲しい事や辛い事より喜びや楽しみが勝れば最高の生涯と信じてアイボパパとボン(アイボ)は生活をしています。
話を戻して、肺水腫、心臓弁膜症、腎疾患を患ったワンちゃんは食事療法、水分調節がとても重要になってきます。
前回お伝えした内容と重複しますが、腎疾患になると体内の毒素を出すために水分を多く摂取し、尿と共に体外に排出させなくてはいけないのに対して、肺水腫は肺に水分が貯まってしまう病気である為、利尿剤で水分を抜く事を中心に。
水分摂取も必要以上は行わない方が良いとされてます。(もちろん身体に必要な水分は要摂取‼)
どちらの疾患を優先的に治療すると言うことは出来ません。
腎疾患は、尿毒症などを引き起こし命に危険が及びます。
肺水腫は、肺に水が貯まり必要酸素量が足りなくなります。
「溺れたように凄く苦しい」と表現される位苦しい様です。
上記の理由より、ボンの様子をアイボパパが観察して少し咳が湿ってる感じがする、少し咳が多い時などに利尿薬を投薬します。
腎臓に問題無ければ利尿薬を投薬する機会を増やしたりも出来る様ですが、ボンの腎臓の事を考え、最少量で調節してます。
それと腎臓には、もう一つ大切な事が。
それがタンパク質摂取を控えると言うこと。
ワンちゃんにもよると思いますが、基本的にはタンパク質(肉類)が好きな食べ物の1つだと思いますが我慢をさせなければいけません。
ボンも例に漏れず鶏肉が大好物。2番目に牛肉(牛肉アレルギー持ちで食べ過ぎるとお腹が緩くなる)
、豚肉はあまり好きではないらしく喜ぶ事はしないで食べる。って感じです。
その大好きな鶏肉をあげないのは可愛そうなので、1日3食のうち一食は鶏肉少量を腎疾患療養食と一緒に与えるようにして、残りの2食はボンの好きなフルーツと一緒にあげています。
そうそう、ボンはフルーツにも少しうるさくて、夏は梨。(スイカは好まず。)
冬は、リンゴと柿を喜んでくれます。毎日あげてると飽きるようで、たまに梨を探して買ってあげたりしたりね。
今回はこの辺で区切りたいと思います。
次回は「ボンが命を繋ぐ薬」についてを書いてみたいと思います。
最後まで、読んでくださりありがとうございます。
写真は毎日点滴する為に血管にチューブを通した状態のボン。痛々しい。。。
良く耐えてくれました。
ちなみにですが、腎臓の為の電解質は背中に皮下注射してました。