AIBO blog by DAIKI

最愛のアイボとの想い出 毎月4日は100%更新します ※旅行中を除く

アイボが旅立った原因を、少しマニアックに究明してみた!!①

こんにちは。アイボパパです。


ボン(アイボ)が旅立った原因を、少しマニアックに究明していきたいと思います。


2019/4/4 朝一番に受診しました。


主訴:呼吸が、3日前から頻呼吸 (呼吸が早い)


既往歴:2016年に膵炎 2018年に肺水腫で失神(心臓弁膜症) 利尿薬により、腎疾患


その他の所見:前足が紫色に変色




目次

検査項目と検査結果

  • 問診:尿、便の性状、ボンの様子、食欲→尿、便は当日も自分で歩いてトイレシートで済ませてた。様子は、しんどそうです。普段から食べないので、普段と同じ様に、無理に食べさせて来たと伝えました。
  • 視診:ボンの呼吸の速さ、前足の色を確認
  • 聴診:聴診器で心音を確認→心雑音が確認される(以前から、ありました。)
  • 体温:36℃→普段は38℃ 低体温状態である事を確認。
  • 血圧検査:低血圧→ボンの足が細い為に、正確に測定出来ていない可能性があると言われました。
  • エックス線検査:

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2019/4/4 入院当日
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2019/4/4 入院当日

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参考に、正常像。①が肺 ②心臓
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参考に、正常像。

  • エコー検査:胸水は溜まっていない事が確認されました。
  • 血液検査:

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ピンクのマーカー部分が、異常値です。
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ピンクのマーカー部分が、異常値です。

今回、特に問題となるのは、白血球数の上昇。

  • 簡易止血検査:血液検査時に血液の凝固時間を測定。15分でも凝固しなかった。(出血性素因がみられる)


異常が検査結果です。

獣医師の診断結果

レントゲンで肺の部分①に陰影(白い部分)が見られ、血液検査の白血球数上昇から炎症が考えられ、肺炎(誤嚥性肺炎を含む)の可能性。

また、前足が紫色になってる事から、血液循環不全。

循環不全と、止血困難な事から、DICも考えられると伝えられました。

DICの事を説明したブログです。DICを知りたい方は、是非、読んでみてください。
www.daiki.site

獣医師が行った処置

薬液と入れる為、ルート(静脈確保)。紫色に変色した前足のルート確保は、困難であったようです。


前足から、ドパミンを入れ、後ろ足から、ラクトリンゲル。


その他に、抗生剤(ペニシリン系 ニューキノロン系)、ダルテパリン、ステロイド


  • ラクトリンゲル→循環血液量のボリュームアップ
  • 抗生剤→肺炎の治療
  • ダルテパリン→DICの治療(血栓予防)

結果


この治療中に、ボンは息を引き取りました。(治療が悪かったとは、思ってませんよ。)



続けて書いてしまうと長くなるので、この辺で区切らせて頂きます。


次回は、アイボが旅立った原因を、少しマニアックに究明してみた!!②「ボンの体に何が起きていたか?」について詳しく考察していきたいと思います。


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2019/4/4 入院当日の朝のアイボです。前足のつま先が紫色に変色してるのが、見て取れると思います。

最後まで、お付き合い頂きありがとうございます。